そうして、ある日
ふと気がつけば、なんとなく二匹は近づいていた。

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くるくる渦巻き二つ。


春の日は、二階のこの部屋が一番気持ちがいいんだね。
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そうそう、スゴい面食いだったんだ!
大抵の雄犬が大嫌いだったのだが、嫌がらないのは、美柴男子のみ。
きゅっと小粋な近所の美柴の彼を好きになったりもした。


お誕生日みたいな時は、彼らの席もある。
ちゃんと、分かっていて席につく。
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ちょこっと、もらったり。
じっと、狙ったり。


もちろん、ウチのお客様は今も昔も熱烈歓迎。
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老猫に身動き取れず、乙女犬1号に、がしがし『なでて』と命令される。
乙女犬2号イヴと違って、固い前足なので、『なでて』は、結構痛い・・・。
とにかく、ヤキモチ焼きなので、かまってあげないといけない。
女の子って、女の子って・・・。


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16年間、シゲパパの末娘として箱入りを全う。
犬も、女の子らしい娘は女の子らしいんだ、と教えてくれたクリスマス。
お客様が大好きだったクリスマス。
犬って、素晴らしい。